
走っていてもなかなか体が温まりにくくなる冬のランニング。
心臓から遠、手先、足先、足の裏などは走っていてもなかなか温まりにくく、フォームがおかしくなる原因になったり、怪我や故障の原因になることもあります。
管理人のように冬場になると私生活で末端冷え性に悩まされるランナーにとってはこの季節は厳しいものです。
もちろん、足裏や足首の冷え対策に厚手の靴下や足首まであるスパッツや、ウィンドブレーカーを着用して冷えへの対策してますが、実際に足の裏まで暖かくなるのは走って15~20分ほど。下手すりゃ30分かかるときも…。
そもそもで言えば、ウォーミングアップ含め走り出す段階で、既に膝から下の足が冷えている状態はいかがなものなのか…と考えた末に管理人は普段のランニングの際に、シャワーで直接足を温めてから走り出す事を試し見事成功。
今回はそんなシャワーで足を温めてから走る事に関してまとめてみました。
シャワーで温める=ウォーミングアップではない
運動で使う筋肉を予めウォーミングアップで温めることは基本中の基本ですが、冷え性がひどいとウォーミングアップで体の中心部は温まるものの、手足や足先などの末端がなかなか温まりにくいということもあります。
管理人の場合は足の裏や膝から下の冷え性がひどく、ウォーミングアップですら怪我が起きないか心配なほどに冷えで凝り固まっている事もしばしば。とくに足首が冷えの影響で凝り固まっている事が多かったです。
ですので、ウォーミングアップの前にシャワーで足の裏やくるぶし周辺、ついでにすねやひざを集中的に温めて、多少血行を良くしてから外に出てウォーミングアップを行う、という具合で行っています。
しかし、シャワーで温めたからといってすぐにトレーニングに移るのは危険。シャワーには皮膚や筋肉を温める効果はあるものの、激しい運動のウォーミングアップとしては不十分。
ウォーミングアップは体を温めるという目的だけでなく、今から使う筋肉を慣らしておく効果や柔軟性の向上、集中力を高めるという効果もあります。
シャワーで温めるだけだと筋肉を動かす事はまずないので、そのままトレーニングに移るのは、準備運動をしないままトレーニングを行うのと同じことです。
- 体(筋肉)を温める方法は大きく分けて二種類。能動的なものか、受動的なものか。
- 能動的なものは有酸素運動やストレッチ、準備体操など。体を温めトレーニングに適した状態に体を整えていく効果がある。よって、ウォーミングアップとして行うのが良い。
- 受動的なものはシャワーやサウナ、風呂、暖房器具など。こちらも体を温めるが直接筋肉を動かしているわけではないので注意。
- なお、入浴後のストレッチは柔軟性向上に効果あり。こちらは積極的に行っていくのが良い。
…あくまでも冷え性がひどい場合に限り、ウォーミングアップの前段階としてシャワーで冷えた足を温める事をオススメしており、足を温めればウォーミングアップは要らないというわけではありません。
トレーニングをする前にはシャワーで温めるだけでなく、有酸素運動やストレッチなでどしっかり筋肉を動かしてウォーミングアップすることが重要です。
もちろん、シャワーを浴びながらウォーミングアップすれば一石二鳥ではあるが、それを実際にやると足を滑らす危険性が…というか風呂場が狭くてウォーミングアップする場所としては不適。
シャワーが無理なら足湯などでもOK
シャワーの他にも、足湯で冷えた足を温める方法もアリです
そう言えば足だけを温める「フットバス」なんてものもありましたね…。足の冷えを「吹っ飛ばす」なんて寒いダジャレを言ってた人がいたような気が。
ダジャレはさておき足だけを温めるというのであれば、フットバスはとても優秀。タライやバケツにお湯を入れるだけでは不可能な、加温や保温機能がついているものもありますからね。
そのほかにも足裏専用のカイロや、足だけ温めるストーブやホットカーペットなどで予め足の冷えを解消してから、ウォーミングアップに移る方法でもOKです。
…まぁ、こういう苦労も冷え性が治ってしまえばしなくてもいいんですけどね…(汗)
ランニングを始めてからというものの体脂肪が減ったせいか、末端冷え性になった気がしないでもない今日この頃。それ以前は冷え性に悩んでいた記憶が無いので何故は深まるばかり。
また、末端冷え性のくせに手先や足先の汗は夏場よりも冬場の方が多くて、そのせいで手先・足先の冷えが起きてしまうという悪循環に…。
もう、これは自律神経か何かがおかしい状態なのか…漢方薬の出番かな。