大気汚染がひどい中国で今年世界陸上が開催されていたという事実…


つい先日のニュースで、北京市政府が大気汚染に関して4段階中最も重い「赤色警報(深刻な大気汚染が72時間以上続く予想)」が発令されてしまった中国。

PM2.5や黄砂などの体に悪影響を与える物質がまた日本に到来してきて、ランニングやジョギングに影響が出やしないかと心配な今日この頃。

もう中国といえば大気汚染というお決まりのイメージがついているような気がしますが、つい数ヶ月前にそんな中国の首都・北京で今年の夏に世界陸上が開催されたという事実を思い出した次第であります。

 

スモッグで棄権者も…北京国際マラソン2014

中国の大気汚染の深刻さを語る上で外せないのが2014年に開催された北京国際マラソン。

あまりにもひどい大気汚染、そして最悪レベルのPM2.5のために、参加者の中には(気休め程度のようなきもするが)マスクを着用してまで走る人も。中にはマスクだけでは物足りずガスマスクを着用してまで走る強者も…。こんな惨状を見て参加者を「人間空気清浄機」と表現する書き込みが上がるほどに…。

これほどまでに、チャレンジ精神を煽られるマラソンもなかなか無いとは思うものの、やはりあまりにもひどすぎる大気汚染のために、早々と途中棄権をするランナーも続出。まぁ、そうなるな。

なお、この時のPM2.5の値は363μg/1m³で当局が外出の自粛を呼びかけるほどの悲惨な状態のなかでのマラソンに。命懸けのマラソンってこういうことを言うんだなぁ…(白目)

 

世界陸上北京大会で見せた中国の本気

そんな大気汚染で汚れた空が嘘のように澄み渡り、青空が見えるまで浄化された今年の世界陸上北京大会。

その青空は昨年開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の時も同様の手段が取られて成功したことから、APECブルー再来とまで呼ばれたとのこと。

実際に現地で競技を行う選手にとっては、当時のPM2.5の値は10μg/1m³で日本の基準値である15μg/1m³以下(※1日あたり)になるほどに。この時ばかりは管理人も中国はやれば出来るじゃないかと少し感心した。

ちなみに、この大気の浄化ために中国では多くの工場や建設工事の類を停止させたり、ナンバーが偶数か奇数かによって自動車の利用を制限するなど、無慈悲且つ大胆な浄化作戦を結構したとのこと。

そんな浄化作戦おかげで、人間がまともに住むことができ、スポーツをするにあたって何ら問題の無い大気にすることができ、ほぼ大きな事件や事故も起こらず世界陸上北京大会は幕を閉じた…セグウェイとウサイン・ボルト選手との衝突を除けば。

 

 

悪夢再び。北京国際マラソン2015

世界陸上北京大会が終わって大体1ヶ月後の9月20日。北京国際マラソン2015が開催。

しかし、この時には世界陸上の時のような青空は広がっておらず、去年同様にスモッグが発生している中を走るという悪夢再来。

流石に今年の動画の中ではマスクをつけて走っているランナーは映っておらず、視界も2014年のものに比べたらまだ良好なので、大気汚染はまだマシな方なのかと思えてくるあたり、ちょっと感覚が麻痺しているかも。どっちみちスモッグの中を走り、非常に視界も空気も悪く健康を損ないかねないマラソンの気が。

 

それにしても、たった1ヶ月でここまで大気汚染が復活、そしてこの12月で赤色警報が出てしまうに入ってしてしまう中国って一体…。

 

 

ちなみにですが、中国含め世界各地のPM2.5がリアルタイムでわかるサイトはこちらから。

このサイトを見ると、中国の大気汚染の深刻さがまるわかりに。赤い、赤すぎる…


※ 年間の基準値は35μg/1m³以下(環境省)。

※ 一番上の画像は2015年12月10日のだいたい17時時点の中国の大気汚染の指数。ところによりPM2.5の値が500μg/1m³超って…ひぇぇ