ピックアップ

ダルビッシュ選手が言う「効果の無いトレーニング」をする目的とその効果等に関して解説

最近SNSで「「ダルビッシュ選手の「世に出回っている“ほとんど効果の無いトレーニング”」ツイートへの反応」というまとめを見かけることがありました。

そこでは体を使いこなすために行われているトレーニングにはほとんど効果がない、そしてそんなトレーニングを信じている人も少なくないと言うことが書かれていました。

 

 

バランスボールのトレーニングに効果は無い?

ほとんど効果がないトレーニングの例として挙げられているのは、バランスボールの上で行うスクワット。そういや一時期バランスボールって流行ったなぁ…

ダイエットやシェイプアップ目的、日頃の運動不足の解消という目的であれば、バランスボールを使ってスクワットなどのトレーニングは十分に効果があると言えますし、バランスボールがきっかけで腰痛が改善したり、運動習慣が身につくケースもあります。

また、バランスボールは怪我や故障を防ぐためのトレーニング、あるいは怪我や故障からのリハビリとして行うトレーニングなど、基礎的な体力を鍛えるのにも十分に効果のあるトレーニングです。

 

しかし、ダルビッシュ選手のように普段から体を鍛えており基礎体力は十分にある場合であれば、バランスボールを使ったトレーニングの効果はそこまで期待できないと考ることもできます。

そもそもで言えば、実際のスポーツの場面、例えば野球でバランスボールのような不安定な足場の上に立ちながらプレーをする場面はまず起きないので、トレーニングで身に付いた能力が実際の競技と本当に結びつくかどうかという点で疑問が拭えません。バランスボールの上に乗って行うスポーツがあれば話は別だが…

まとめにもありますが、そんな効果の無いトレーニングをするぐらいなら、いわゆるウエイトトレーニングのBIG3(ベンチプレス・スクワット・デットリフト)を行い、筋力を鍛えたほうが実際のスポーツの場面、および故障の予防等に繋がりやすいので効果的です。まぁ、バランスボールを使ったウェイトトレーニングは、あまり重いウェイトを持ち上げることができず、野球のような瞬発力の要るスポーツにとっては、やっぱりあまり効果が無いような気が…

 

なお、体のバランスを鍛えるという面では、プロのスポーツ選手であってもバランスボールを使った効果は無くはないです。しかし、そのトレーニングがメインになってしまい、実際のスポーツに直接必要になってくるトレーニングが疎かになってしまっては本末転倒です。

プロスポーツ選手に限らず、トレーニングを行う際に優先順位を間違えてしまうと競技力が下がることにつながるので注意が必要です。

 

 

バランスボールと陸上長距離・マラソンについて

がっつり陸上長距離やマラソンをやっているランナーが自己ベスト更新を目指すトレーニングとして、バランスボールを使ったトレーニングをメインに行うのはあまり効果的ではありません。初心者ランナーだったり、故障予防や基礎体力向上という目的なら話は別だが…

陸上長距離やマラソンのように持久力が必要になるスポーツにおいて自己ベストを更新したければ、バランスボールを使ったトレーニングではなく、心肺機能や筋肉の持久力の強化、乳酸の処理能力を高めるトレーニングの方がより重要になってきます。

従って行うべきトレーニングは、当然心肺機能や最大酸素摂取量を鍛えるトレーニング、つまりインターバルトレーニング、レペテーショントレーニングや、低負荷高回数の筋トレを行いしっかり休養することが重要になってきます。

 

なお、上にあげたメインのトレーニングに加えてバランスボールを使ったトレーニングを補助的に取り入れることで、長時間のランニングでもフォームが安定して無駄に体力を消耗しなくなったり、故障が減って質の高いトレーニングに取り組みやすくなった結果、自己ベスト更新につながる事も十分にありえます。

…ただし、かと言ってしんどくて厳しいインターバルトレーニングやレペテーショントレーニングをせずに、バランスボールだけやってりゃ必ず自己ベストが更新されるというわけでは無いのでご注意を。楽なトレーニングに流れてしまうのもまたごく自然な心理ですし…

 

ランナー向け バランスボールを使ったトレーニングの例

バランスボールのようにウェイトを使わなくても自体重で出来るトレーニングは、そこまで瞬発力が要らない陸上長距離やマラソン向きと言えます。

なお、いきなりバランスボールを使ってトレーニングする前に、普通にスクワットやランジなどのトレーニングを行って、フォームや感覚を身につけておく方が安全です。

 

 

余談

去年と今年の箱根駅伝で青山学院大学の優勝に貢献した山の神こと神野大地選手が、駅伝前の特集で固執で思うように走れない時期に、バランスディスクを用いたトレーニング(スクワット)をしている映像がありました。

このトレーニングの目的は、故障からのリハビリ、そして箱根駅伝5区のような坂道を走りきるために特化したトレーニングだと思われます。

駅伝のように筋持久力が重要になるスポーツなら、バランスディスクを使った自体重の筋トレでも十分効果的ですからね。

LINEで送る
Pocket

スポンサーリンク

Be the first to comment

Leave a Reply