
本日開催された、大阪国際女子マラソンの結果および管理人の感想などです。
上位選手の結果とタイム
順位 | 選手名 | 記録 |
優勝 | 福士加代子 | 2時間22分17秒 |
2位 | 堀江美里 | 2時間28分20秒 |
3位 | 竹中理沙 | 2時間29分14秒 |
4位 | ロバチェブスケ秒 | 2時間30分09秒 |
5位 | 重友梨佐秒 | 2時間30分40秒 |
6位 | 加藤岬秒 | 2時間31分04秒 |
7位 | 東本彩 | 2時間31分28秒 |
8位 | 宮内宏子 | 2時間32分40秒 |
管理人的感想と考察など
今年の大阪国際女子マラソンのコンディションは強い風が吹くこともなく、天気は晴れで非常によいものに。マラソンをするにしては少々暑く感じるぐらいです。ここ最近の寒波が来なくて本当によかった。
そんな好コンディションとペースメーカーがいい感じに仕事をしていたので、ペースは序盤のうちから非常に早め。とくにスピードに自信のある福士選手含む先頭集団のペースは、一時予想タイムで2時間20分台を叩き出すほどに。
福士選手がいた先頭集団は15km付近で重友梨佐選手(天満屋)、25km付近で竹中理沙選手(資生堂)とK・チェビエゴ選手(ケニア・九電工)が遅れだすものの、福士選手のペースは依然として早いまま安定。
30km付近でペースメーカーが離れて独走体制になってからも、福士選手のペースは大きく下がることなくいい感じのペースを刻み続け、独走のままゴールテープを切り圧勝の走りを見せました。
福士選手の記録は、リオ五輪の派遣記録である2時間22分30秒を上回る2時間22分17秒。ちなみに、この記録は日本歴代7位という好成績。流石です、福士選手。
2:22:17…Kayoko Fukushi is going to Rio!!! pic.twitter.com/rFefyN9U7e
— Boulder Wave (@BoulderWave) January 31, 2016
また、日本でのラストランとして今回の大阪国際女子マラソンに参加していたチェビエゴ選手は、31kmすぎに急に倒れこんでしまい一歩も動けない状態に。
その後救急車が駆けつけて搬送されてしまい、無念のリタイアという結果に。体のいたるところに痙攣が出ており、今日の大阪の天候を考えると脱水症状になったのでしょうかね…。
今日の大阪国際女子マラソンにより、今年開催されるリオ五輪の枠(合計3人)は実質的に残り1人に。
去年の世界陸上北京大会の女子マラソンで伊藤舞選手が当確。今回の大阪国際女子マラソンで福士選手が派遣記録を突破したために内定は確実。残る1枠を確実に決めてくる選手が、3月に開催される名古屋ウィメンズマラソンで出てくるのか…果たして。
とは言っても、さいたま国際マラソンの記録があまり良いものとは言えないので、名古屋ウィメンズで派遣記録を切れなくとも良いアピールができれば、リオ内定が決まりそうな予感。だが、毎度のことながらいい記録やレースであっても、納得のいく選出にならず一悶着ありそうな予感(汗)
余談 増田明美さんの涙の解説に視聴者も涙
選手が好きな芸能人やアーティスト、選手間の結婚に関する濃いネタなど、どこからそんな小ネタを仕入れているのか、そしてなぜそういう小ネタをマラソン中に話すのかという独特な解説で視聴者を楽しませることに定評のある増田明美さんが、今日の大阪国際女子マラソンの福士選手のゴール直前に感極まって涙声になってしまい、解説ができなくなってしまうという事がありました。
いつもおしゃべりで視聴者を楽しませるあの増田さんが、今日に至るまでの福士選手の苦難の時期を思い出してか涙声になったことで、もらい泣きした視聴者も多かったとのこと。管理人もちょっとウルッときました…(´;ω;`)
なお、完走後の福士選手のインタビューはと言うと、そんな余韻を微塵も感じさせないケロッとしたインタビューに。まぁ、こういう肝の据わった性格が福士選手らしさでもありますからね。
増田さんの涙の解説の後に、ある意味福士選手らしい元気一杯で明るく笑いに満ちたハイテンションなインタビューが流れたのがレースもそうですが、個人的には印象的です。
- ちなみに、増田さんは選手のコーチや監督に取材、母親の携帯番号を入手して小ネタを収集しているとのこと………ひぇぇ…
アイキャッチ画像引用元 http://www.osaka-marathon.jp/